山下康介とは、日本の作曲家、編曲家である。1974年2月、静岡県浜松市に生まれる。少年時代より聞いていた「交響組曲ドラゴンクエスト」シリーズや「伝説巨神イデオン」などのすぎやまこういちの音楽に感銘を受け、高校在学中に弟子入り志願のためにデモテープを送ったところ、直筆の手紙で、音楽大学へ進学することを勧められる。1992年に東京音楽大学に入学、そこで客員教授だった羽田健太郎に師事する。卒業後の1996年、映画監督の大林宣彦に才能を見いだされ、「三毛猫ホームズの推理」の劇中音楽で作曲家デビューし、以後も同監督作品の音楽を手がける。翌年には、コーエーテクモゲームス（当時：光栄）の「信長の野望」シリーズのBGMも、菅野よう子の後を継いで、将星録から天道まで担当した。2000年に、大学の師匠とも言うべき（事務所も同じで先輩である）羽田健太郎が「題名のない音楽会２１」の司会になると、同番組のスタジオ編曲を担当した。そのほか、ドラマ、特撮、アニメなど、ジャンルを問わず作曲、編曲に携わっている。